◆ 会長挨拶 message from the President
一般社団法人 日本リ・ジュエリー協議会
会長 山田 悟 会長に就任いたしました山田悟でございます。
これからの消費者はどこに向かうのだろうか。矢野経済研究所の消費者調査によると、消費者がジュエリー保有個数を持っていたのが2011年は12.7個だったのが、2016年の5年で10.4個と少なくなっている。2011年には20代~30代の人たちがジュエリーをかなり所有していたが、2016年では若い人たちが4割程度少なくなっている。ただし60代の人たちはやや数字が多くなっており、おそらく60代以上の人たちはかなり多くのジュエリーを所有しているだろう。 5年で数字が12.7個から10.4個を引いた2.3個が減っていることは、リサイクルショップで消費者がかなり売却したことがわかってくる。そこで、確かに街中のリサイクルショップは結構数字が伸びてきたのだが、しかし2016年後半からは良くなくなっている。 2017年はどうなるのだろう。おそらく若い人たちの中でジュエリーを購入する人が落ち込んでしまうかもしれない。ただ、50代~60代以上の人たちが所有しているジュエリーは14個以上あり、つけて楽しむことがあるし、デザインを新しくすることもあるだろう。ジュエリーのリモデルをしている消費者が15%いて、「今後はリモデルをお願いしたい」という消費者が36.2%あり、今の約2倍程度の人たちがリモデルをお願いすることになる。 ジュエリーをリモデルするには、石や作り、加工・デザインをチェックする人たちが仕事をしなければならない。そこで、ちゃんと勉強して消費者に伝えていかなければならないのだ。現在ジュエリー・リモデル・カウンセラーの資格を持った人たちが600名いるが、消費者に対してジュエリー・リモデル・カウンセラー資格を持った人が約2倍の1200名が必要になる。今後はその資格を持った人たちが、マーケットの中心になっていくのではないだろうか。 |
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