◆ 資格の定義と目的 jewelry remodel counselor
♦ 資格の定義
♦1.ジュエリー・リモデル・カウンセラーとは、ジュエリーの素材、デザイン、加工に関する基本的な知識と経験を有し、顧客の要望を的確に受け止め、それに合致した品物にまとめ上げ、提供できる高い能力を持った人材である。
♦2.ジュエリー・.リモデル・カウンセラーは、たんにカタチを変える能力のみならず、持ち込まれたジュエリーを
(1)リモデルするもの
(2)後世に残すべきもの
(3)修理して使えるようにするもの
(4)スクラップするもの
に仕分けし、ジュエリーの価値を最大化できる方法をアドバイス出来る人材を指す。
♦2.ジュエリー・.リモデル・カウンセラーは、たんにカタチを変える能力のみならず、持ち込まれたジュエリーを
(1)リモデルするもの
(2)後世に残すべきもの
(3)修理して使えるようにするもの
(4)スクラップするもの
に仕分けし、ジュエリーの価値を最大化できる方法をアドバイス出来る人材を指す。
♦ 資格の目的
市場の変化
日本のジュエリー市場は、戦後の高度成長からバブル期を経て、急速な成長を遂げました。消費者のジュエリー経験も豊富になり、保有個数も大きく伸びました。バブル崩壊を受け、ジュエリー市場は大きな打撃を受け、個別企業のさまざまな努力はあるものの、全体としては回復のきっかけを掴めないまま、現在に至っています。しかし、ジュエリーという品物の特性と、日本におけるジュエリー市場の発展形態、ジュエリー先進国であるヨーロッパの市場構造を見ていけば、現状を乗り越えるために必要なもの、課題は何かが自ずと見えてきます。
複数のジュエリーを保有している日本の消費者はすでにある程度の「飽和感」を感じています。そこにバブル崩壊後の景気後退が重なり、ジュエリーの「買い控え感」、購買意欲の低減は避けられません。
また、ジュエリーにも流行があります。
「ジュエリーを持っているが、そのまま使うにはちょっと古臭くて気が引ける。」
「新しいジュエリーの購入は出来ないが、手元にあるものを生かして、今つけられるように作り替
えできないかしら。」
そして、高齢化社会を迎え、母から娘へ、祖母から孫へ、といったジュエリーの相続が、今後さまざまな場面で大量発生することが予想されます。当然そこにはデザインの問題が障害となります。
「娘に贈るにはちょっと古臭い。」
「孫はこのデザインでは喜んでくれないだろう。」
これこそが「ジュエリー・リモデル」へのニーズであり、こういう欲求を抱えた消費者が、日本には潜在的に増えています。
また、ジュエリー先進国であるヨーロッパでは、新製品市場である一次市場と同時に、中古品を含む二次市場もしっかり構築されています。ジュエリー・リモデルにとどまらず、売却するための中古品市場、オークションなどによる売却と入手ルートの整備など、業界インフラが重層的に成立しているのです。
ジュエリーの「永遠的価値」を具現化するためには、それを保障し、サポートする業界の体制が必要となります。日本はいまだインフラが十分に整備されないまま、一次市場だけで走り続け、いまその限界に到達してしまっているのが現状です。
複数のジュエリーを保有している日本の消費者はすでにある程度の「飽和感」を感じています。そこにバブル崩壊後の景気後退が重なり、ジュエリーの「買い控え感」、購買意欲の低減は避けられません。
また、ジュエリーにも流行があります。
「ジュエリーを持っているが、そのまま使うにはちょっと古臭くて気が引ける。」
「新しいジュエリーの購入は出来ないが、手元にあるものを生かして、今つけられるように作り替
えできないかしら。」
そして、高齢化社会を迎え、母から娘へ、祖母から孫へ、といったジュエリーの相続が、今後さまざまな場面で大量発生することが予想されます。当然そこにはデザインの問題が障害となります。
「娘に贈るにはちょっと古臭い。」
「孫はこのデザインでは喜んでくれないだろう。」
これこそが「ジュエリー・リモデル」へのニーズであり、こういう欲求を抱えた消費者が、日本には潜在的に増えています。
また、ジュエリー先進国であるヨーロッパでは、新製品市場である一次市場と同時に、中古品を含む二次市場もしっかり構築されています。ジュエリー・リモデルにとどまらず、売却するための中古品市場、オークションなどによる売却と入手ルートの整備など、業界インフラが重層的に成立しているのです。
ジュエリーの「永遠的価値」を具現化するためには、それを保障し、サポートする業界の体制が必要となります。日本はいまだインフラが十分に整備されないまま、一次市場だけで走り続け、いまその限界に到達してしまっているのが現状です。
ジュエリービジネスを活性化する人材へ
これからは、日本の消費者が大量に購入、保有したジュエリーを、永遠的価値を生かし、愉しんでいただけるジュエリーとして業界がサポートしていく体制を作っている必要があります。
リモデルできるものはリモデルして差し上げる、
そのまま後世に残すべき価値があるものはその旨の助言をする、
売却できるものは売却のお手伝いをする、
修理して使っていただけるものは修理へ、、、
各々を適切にアドバイスし、仕分けしながら、お客様にジュエリーをいつまでも愉しんでいただける素晴らしい品物だということを認識していただくことが必要です。
それが出来たとき、日本のジュエリー市場は海外のジュエリー市場に見劣りのしない安定した成熟を迎えられるでしょう。
そのために、実際の業務を担っていく人材の育成と確保が不可欠です。特にジュエリー・リモデルでは、顧客の要望を正確に受け止め、要望に合致した品物を提供できる高い能力を持った人材が必要とされています。
ジュエリー・リモデルには石の真贋や石質の判定、加工品質の判定、加工に関する知識や技術、接客能力など、きわめて高い能力が必要になることがわかります。自らの能力に応じて、鑑別会社や加工会社と連携しながら、正しいアドバイスと情報開示に努め、持ち込まれたジュエリーの価値を最大化して消費者に還元できる人、それが「ジュエリー・リモデル・カウンセラー」なのです。
これからは、日本の消費者が大量に購入、保有したジュエリーを、永遠的価値を生かし、愉しんでいただけるジュエリーとして業界がサポートしていく体制を作っている必要があります。
リモデルできるものはリモデルして差し上げる、
そのまま後世に残すべき価値があるものはその旨の助言をする、
売却できるものは売却のお手伝いをする、
修理して使っていただけるものは修理へ、、、
各々を適切にアドバイスし、仕分けしながら、お客様にジュエリーをいつまでも愉しんでいただける素晴らしい品物だということを認識していただくことが必要です。
それが出来たとき、日本のジュエリー市場は海外のジュエリー市場に見劣りのしない安定した成熟を迎えられるでしょう。
そのために、実際の業務を担っていく人材の育成と確保が不可欠です。特にジュエリー・リモデルでは、顧客の要望を正確に受け止め、要望に合致した品物を提供できる高い能力を持った人材が必要とされています。
ジュエリー・リモデルには石の真贋や石質の判定、加工品質の判定、加工に関する知識や技術、接客能力など、きわめて高い能力が必要になることがわかります。自らの能力に応じて、鑑別会社や加工会社と連携しながら、正しいアドバイスと情報開示に努め、持ち込まれたジュエリーの価値を最大化して消費者に還元できる人、それが「ジュエリー・リモデル・カウンセラー」なのです。
リフォームからリモデルへ
これまで「ジュエリー・リフォーム」という言葉が一般的に使われてきました。しかし、ジュエリーで長い歴史を誇るヨーロッパでは「ジュエリー・リモデル」という言葉が一般的であり、「ジュエリー・リフォーム」という言葉は修理に近い概念として使われています。
そこで、ジュエリー・リモデル・カウンセラー資格検定委員会では、一部を変えるときに使われることの多い「リフォーム」という言葉ではなく、ジュエリーの持つ価値や持ち主の想いを生かし、新たなジュエリーとして生まれ変わらせることを「ジュエリー・リモデル」と定義し、統一していこうと考えます。
そして、単に言葉が変わるだけでなく、作業の内容(質)、それをおこなう人の志向と能力が変わることになります。
ジュエリー・リモデル・カウンセラー資格認定者が、これからの新しいジュエリービジネスの扉を開けることになるのです。
これまで「ジュエリー・リフォーム」という言葉が一般的に使われてきました。しかし、ジュエリーで長い歴史を誇るヨーロッパでは「ジュエリー・リモデル」という言葉が一般的であり、「ジュエリー・リフォーム」という言葉は修理に近い概念として使われています。
そこで、ジュエリー・リモデル・カウンセラー資格検定委員会では、一部を変えるときに使われることの多い「リフォーム」という言葉ではなく、ジュエリーの持つ価値や持ち主の想いを生かし、新たなジュエリーとして生まれ変わらせることを「ジュエリー・リモデル」と定義し、統一していこうと考えます。
そして、単に言葉が変わるだけでなく、作業の内容(質)、それをおこなう人の志向と能力が変わることになります。
ジュエリー・リモデル・カウンセラー資格認定者が、これからの新しいジュエリービジネスの扉を開けることになるのです。